長崎大学病院 国境を越えた地域医療支援機構

国境を越えた地域医療人育成プログラム

経験者メッセージ

池田 恵理子 (平戸市民病院)
池田恵理子(平戸市民病院)
池田 恵理子
(平戸市民病院)
私は幼い頃に感じた、世界中で治る病気で亡くなっている子供たちに会いに行き助けたい、という思いから、国境なき医師団に出会い、医師という職業を選びました。幸運にも医師になることができ、これまた幸運にも、東南アジアやアフリカで医療をさせていただける機会にも恵まれてきました。そのたびに思うのは、「発展途上国は世界のへき地である」ということ。いかにその独特な文化や慣習に介入し、その地域に溶け込み、地域の人々と信頼関係を築き、自分が去った後も根付くような何かを残せるか。国際協力も日本のへき地も、そういったそれぞれの地域の特性に対応できる、柔軟性が必要であることを毎回実感しています。

平戸市民病院は典型的な「地域の病院」であり、目の前の患者さんだけでなく、地域の特性を理解して地域全体を診療していくという姿勢が自然に身に付く環境であると感じます。もちろん疾患も多岐にわたり、専門の枠にとらわれない対応が常に求められます。私も海外での診療を経て、自分に足りない総合診療的能力と地域医療の勉強が必要だと痛感し、平戸市民病院を希望しました。現状、期待した通りの毎日を過ごすことができており、何より上司や職員さんたちが非常に暖かく、国際協力に理解を示して下さっていることをとてもありがたく感じています。このような職場を探し求めている方は、ぜひ一度お問い合わせいただけると嬉しいです。
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