初期研修医

玉那覇 瑛太 (北里大学病院)
玉那覇瑛太 玉那覇 瑛太
北里大学病院
平成26年11月4日~平成26年11月28日
(平戸市民病院)

 神奈川から移動だけで6時間かかる平戸市民病院に降りついたときはやや不安もありましたが、持ち前のポジティブシンキングで楽しい研修になると思っていました。市民病院は大病院と違って院外研修が充実していました。訪問診療、平戸荘回診、乳児健診、出前講座、離島研修(大島)など初めての経験ばかりで新鮮でした。また院内での研修でも事業者健診、職員健診で100人ほどの腹部エコー検査をし、予防医学の重要性も学びました。
 ここ平戸市民病院での地域研修を通じて感じたことは次の3つです。1つは日本を代表する訪問診療がここにはあるということ。高齢医療のエッセンスが濃縮されていました。2つ目は職業間での垣根が低いということ。医療者間のコミュニケーションが多く情報を共有しやすい環境でした。最後に次世代地域医療の発展について考えさせられたということ。押淵院長先生方が築き上げた地域医療の地盤を継承しつつ、今後は我々若い世代がそれを発展させていく努力をしなければならないと自覚しました。今後私は小児地域医療の発展に貢献できればと思っています。
 他施設から来た研修医の先生方にも恵まれ、大変充実かつ有意義な1か月となりました。
地域研修にあたり、指導していただいた先生方、お世話になった皆様に心より御礼申し上げます。