初期研修医

柴﨑 仁志 (独立行政法人 労働者健康福祉機構 横浜労災病院)
柴﨑仁志 柴﨑 仁志
独立行政法人 労働者健康福祉機構 横浜労災病院
平成23年10月31日~平成23年11月25日
(平戸市民病院)

 11月の4週間、平戸市民病院で地域医療研修をさせて頂きました、横浜労災病院研修医の柴崎仁志と申します。
 研修を始めてまず最初に衝撃を受けたのは、本当に幅広い総合診療でした。一人何役もこなすかのような専門を超えた総合診療マインド、非常にスムーズな連携プレイ、人と人との距離感の近さ、どれも僕にとっては新鮮なもので、医療職全体が協力して地域の医療を支えようという姿勢が大変印象的でした。
 また、保健事業を中心とした予防医学の推進は、医療者側から積極的に介入できる地域一丸となった街づくりの一つだと実感しました。今後、益々高齢化していく日本において、その地域性に対応した予防医学の必要性はより一層高まることが予想され、平戸市の医療は、健診受診率向上や心筋梗塞・脳梗塞発症率減少などが示すように、全国的にもよいモデルになると思います。
 最後になりましたが、温かく受け入れてくださった平戸市民の皆様に心から御礼を申し上げます。この度の研修は非常に貴重な経験であり、今後の医師人生に必ず役立てられるものと確信しております。本当にありがとうございました。