初期研修医

大澤 一郎 (独立行政法人 労働者健康福祉機構 横浜労災病院)
大澤一郎 大澤 一郎
独立行政法人 労働者健康福祉機構 横浜労災病院
平成25年7月1日~平成25年7月26日
(平戸市民病院)

 福岡からバスで3時間、そこから起伏やカーブの多い山道や海辺の道を走ること30分あまりで、ようやく平戸市民病院に着きました。すごいところにきたな~というのが最初の印象でした。ただ、都会に住むことが多く周りにビルがあるのがあたりまえな場所で生活していた私にとっては、新鮮で開放的で気持ちのいい場所でもありました。また、病院のスタッフの方々は業種の垣根をこえて温かく迎えてくれて、1か月の研修をとても楽しく過ごすことができました。
 研修中は、訪問診療・訪問看護・訪問リハ・ケアマネージャーの仕事など在宅医療を行っていくためにどのようなことを平戸市民病院で行っているのかを重点的に経験させていただきました。高齢者が増えていく日本にとっては、今後在宅医療が重要になってくると思います。そういった中で、平戸市民病院で行っていることは、今後の医療の在り方を考えるいい機会になりました。また、平戸には元気な高齢者が多いことも印象に残りました。140回以上行っている出前講座や高い健診受診率が元気老人の創出につながっているんだと感じました。
 また、別の病院で働いている研修医と一緒に研修をできたのもいい経験になりました。自分の病院とは違った治療のやり方や考え方の違いなど勉強するところは多かったです。
今後自分が地域にどのように貢献できるかわかりませんが、今回学んだ経験・知識など今後に生かしていきたいと思います。
 最後になりましたが、今回の研修でお世話になった平戸市民病院のスタッフの皆様、そして様々なことを学ばせていただいた平戸市民の皆様に心から御礼申し上げます。本当にありがとうございました。