初期研修医

大庭 紗希 (独立行政法人 労働者健康福祉機構 横浜労災病院)
大庭紗希 大庭 紗希
独立行政法人 労働者健康福祉機構 横浜労災病院
 平成25年11月5日~平成25年11月29日
(平戸市民病院)

 今まで何回か長崎には来たことがありましたが、平戸まで来たのは今回が初めてでした。研修に来ていた先輩方から聞いていた通り、平戸では毎日充実した研修生活を送らせていただきました。
 高齢化が進んでいる日本の中で、特に少子高齢化が進んでいると言われる平戸の地で、早期から健康な人口の割合を増やすべく予防医学や訪問診療を積極的に行い、その結果、長崎県内でもトップクラスの健診受診率を誇っており、住民の方々の健康に対する意識の高さを日々の外来や出前講座でも強く感じました。
 また、診療では、一つの診療科にとらわれずに幅広い知識で考える必要性、また必ずしも診断をすることだけではなく、その人の置かれている環境、家族の考え、そして本人の希望を考慮し、その人にとって一番良いと思われる治療法を選択するという医療を超えた全人的医療の実践について考えさせられました。
 今後専門科に進み診療していく中でも、この一か月間で得た経験を活かしていきたいと思います。
 最後になりましたが、ご指導くださった先生方をはじめ、スタッフの皆様、地域の住民の方々に心よりお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。