初期研修医

中尾 優風子 (社会医療法人財団白十字会 佐世保中央病院)
中尾優風子 中尾 優風子
社会医療法人財団白十字会 佐世保中央病院
令和2年11月30日~令和2年12月25日
(平戸市民病院)

 平戸市民病院には、大学1年ときに初めて夏合宿でお世話になりました。まだ大学生になりたてで、疾患はおろか、人体の正常機能さえ知識の乏しかった頃から7年経ち、今回は研修医として再び平戸を訪れることができ嬉しく思います。
 平戸では、日々の外来診療や夜間の当直業務のほか、事業所健診や訪問診療について研修させていただきました。医師の業務だけでなく、訪問看護や訪問リハ、ケアマネージャー訪問にも同行させていただき、それぞれどの職種の方がどのように患者さんと関わっておられるかを体験できたことはとても勉強になりました。急性期病院を退院し、それぞれの住まう地域に戻ったあと、患者さんたちが具体的にどのような医療・ケアを受けていかれるのか、実際に見て学べて非常に有意義であったと感じました。
 外来業務では、問診から検査、結果説明とすべて自分が主体となって行うことが多く、知識の浅さを思い知る日もあれば自信につながる日もあり、研修医としての2年間の総まとめ的な良い機会でした。毎朝欠かさず2、3例経験させていただいた検診腹部エコーで学んだ知識や手技は、佐世保に戻ってからの救急外来等で大いに役立っており、特に平戸研修を通して成長したなと感じました。
 コロナ禍の中、思うように外出したり大人数で集まったりはできない1か月でしたが、仕事が終われば中部中学校・紐差剣心会のみなさんと剣道をしたり、紐差教会の御ミサにあずかったりと、自分なりに平戸を満喫することができたと思います。
 次年度以降は長崎で心臓血管外科を専門に勉強していきます。同じ長崎県内で医療に従事しますので、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
 平戸市民病院の皆様、1か月間ありがとうございました。