初期研修医

中村 祐太 (長崎大学病院)
中村祐太 中村 祐太
長崎大学病院
 平成28年12月5日~平成29年1月6日
(平戸市民病院)

 平戸市民病院で1か月間研修させていただきました。元々予防医療に興味があり、平戸市民病院の健診事業や出前講座等の取り組みを知り、興味を持ち、研修先に決めました。
 研修で感じたことは、平戸市の医療は今後日本が確実に迎えるであろう超高齢社会での医療の模範となる医療だということです。元気老人を創ろうという理念のもと、実践されている健診、訪問診療・看護・リハビリ等の業務を経験しました。予防、早期発見・介入は健康寿命延長、医療費削減など多くの利点を持つと感じました。加えて、今後高齢化が進んでいく中で変化に流動的に対応していく姿勢を持つ必要性も学びました。また、今まで変わりない患者さんを診るという経験はあまりなく、患者さんの訴え、身体所見、検査データ、生活環境など様々な情報から診察を行い、疾患ではなく人を診ることの重要性を再認識しました。その他、放射線科、検査科、通所リハビリなど他職種の業務を経験する機会もあり、他職種への理解も増し、今後の多職種連携に大いに役立つことと思います。
 日々ご指導いただいた平戸市民病院の職員の方々、温かく接していただいた患者さん達、プライベートも含めお世話いただいた2年目の研修医の2人など、多くの出会いに恵まれた1か月間となりました。ありがとうございました。