中村　航大
	社会医療法人 神鋼記念会 神鋼記念病院 令和2年10月5日～令和2年10月30日 （平戸市民病院）

　平戸にはじめて訪れた時はまだ残暑の残る初秋でした。自分にとっては働き始めてから初の外病院ということもあり、緊張していたことを思いだします。あれから1ヶ月、よい気候と周囲の人々に恵まれ、充実した時間を過ごすことができました。
　平戸の研修でいちばん違いを感じたのは、外来です。今までの外来は主訴を持った患者しかいませんでしたが、周囲に開業医などの医療機関のない平戸では一見すると主訴のない定期通院の患者が多くいました。しかし、そうした主訴のない患者だからこそ、小さな変化がないか、悩んでいることがないかを見逃さないようにしている先生方の姿を見て多くのことを学びました。
　他にも普段経験できない訪問診療や看護、リハビリなどで自宅に訪問させていただいたことがとてもよい経験になりました。普段目にする患者は病院に来ている姿ですが、自宅での姿はその人らしさが出ていて、みんな生きいきとしていたのが印象的です
　コロナ禍で平戸での研修ができるかどうか危ぶまれましたが、無事に終わってほっとしています。この1ヶ月はかけがえのない経験になりました。お世話になった先生方、スタッフの方々ありがとうございました。