初期研修医

喜田 有未来 (独立行政法人 労働者健康福祉機構 横浜労災病院)
喜田有未来 喜田 有未来
独立行政法人 労働者健康福祉機構 横浜労災病院
平成27年10月5日~平成27年10月30日
(平戸市民病院)

 平戸市民病院の研修が始まり、まず驚いたことは内科・外科さらにはコメディカルの方々との垣根が全くないことでした。院内ミーティングや回診を通して病院一丸となって地域医療を支えていることを実感しました。
 また地域住民と医療者の垣根も非常に低く、お互いに顔見知りであるため院内外関係なく患者さんの健康状態の把握ができること、また医療者が患者さんの家族構成や居住環境など細かい部分まで把握していることに驚きました。例えば乳児健診では保健師が母親に「スーパーでよくお会いしますね」と声をかけており、外来では患者さんが受診すれば「誰それのお母さん」など家族歴も住んでいる場所もすらすらと出てくる点で両者の距離の近さを知ることができました。
 さらに地域医療やその医療体制を学ぶだけでなく、平戸市民病院での研修を通して素晴らしい景色や食事も楽しむことができました。訪問看護や訪問診療の際に患者さんの家までの道中が非常に楽しみでした。車の中から今まで見たことのない素晴らしい景色をたくさん眺めることができ、感動しました。特に根獅子は霧がかった幻想的な雰囲気だったり、遠くまで見通せるほど澄み切っていたり、通るたびに異なる様子を眺めることができ目の保養になりました。
 最後になりましたが、私たちを温かく指導してくださった平戸市民病院の関係者様ならびに、私たちの研修に協力してくださった患者様に対し厚く御礼申し上げます。