初期研修医

加藤 ゆり (独立行政法人 労働者健康安全機構 横浜労災病院)
加藤ゆり 加藤 ゆり
独立行政法人 労働者健康安全機構 横浜労災病院
平成29年12月1日~平成29年12月28日
(平戸市民病院)

 横浜労災病院から参りました、加藤ゆりです。2017年11/30~12/28までお世話になりました。平戸に来る前から「今まで行った研修医に山道を超えていくとは聞いているけれどどれくらい田舎なのだろうか」「寒さは?病院の規模は?」と非常に不安なことばかりでした。11/30、羽田から長崎空港→佐世保に着き、佐世保に着いた時点では「田舎だ・・」と思っていましたが、その佐世保に対する感情はのちに覆され、12月2週目ごろには「佐世保は光が多くてなんて都会なんだ!」と同期と感動することになりました。佐世保からのバスは周囲が真っ暗で、こんなところは温泉旅行でしか来たことがなかったし、その地に1か月も生活するなんて想像をはるかに超えていました。しかし、12月研修医3人の中で唯一11/30に来た私を心配して、同日に極寒BBQを開いてくださった先生方は本当に暖かかったです。
 研修が始まって、まず感じたのは挨拶の多さです。職員同士ではもちろん、外来に来た患者さんにも「おはようございます」と挨拶を交わしていくのは、今までの病院では見たことがありませんでした。訪問診療や訪問看護に行ってみると、患者さんは私たち研修医でも「本当によくきてくれました」と感謝され、日頃の先生方との関係性が表れていると感じました。外来でも私たち若造が診察しても快く受け入れてくださり、本当に温かい人たちばかりでお話も楽しかったです。しかし、方言によって話していることの半分以上がわからないこともあり、困りました。たまに通訳を必要としました。普段はできない訪問診療をしてみることで患者さんの状態がより分かったり、高齢の方にどこまで治療をしていくべきなのか考えさせられたり、自分でレントゲンやCTを撮影することすら新鮮で楽しかったです。
 病院すべての方々に本当に良くして頂き、とても楽しく、診療しやすい環境でした。長いようですぐに終わってしまった1か月間、本当にありがとうございました!