門松　真千
	独立行政法人 国立病院機構 長崎医療センター 平成30年8月6日～平成30年8月31日 （平戸市民病院）

　8月6日から31日にかけて平戸市民病院で研修をさせていただきました。私は大学1年生の時に医学ゼミで平戸に伺いました。その際に初めて訪問診療や訪問看護を実際に体験したことが非常に印象に残っており、今回地域研修にあたり平戸市民病院で研修をさせていただくことにしました。
　外来、健診、主治医となって入院中の患者さんの診療にあたるなど初めてのことばかりでした。1か月を通して、患者さんの背景まで含めて全部診療することのむずかしさを感じました。高齢独居であったり、老老介護であったり、家の玄関口がとても高い段差になっていたり、疾患を治すだけでは家に帰ることができない方もいらっしゃいました。それぞれの希望する形で家に帰すにはどうしたらいいのか悩むことも多々ありましたが、今後急性期病院で働く上でも大切なことを考える良い機会となりました。また、長崎医療センターで担当医として診療させていただいた患者さんに訪問看護で再度お会いすることができとてもうれしかったです。診療を行うえで、自信の知識・技術不足を痛感する場面も沢山あり、残りすくない初期研修期間の目標を再度立て直すことができたように思います。
　一緒に１か月研修した同期にも恵まれ非常に有意義な研修をすることができました。平戸のごはんはとてもおいしいし、病院からでも星がすごくきれいに見えて、海がすごくきれいでぜひまた来たいと思いました。ちょうど８月に研修させていただいたこともありサマーキャンプにも参加させていただき、医学部生、行政の方など幅広い職種の方々が考えていることを伺うことができました。３年目からの離島勤務に向けて再度気を引き締めなおす機会をいただくことができとてもうれしく思います。
　実習の最初の日に押淵先生からいただいた「患者と向き合いなさい、患者がすべて教えてくれます」という言葉を忘れずに今後の診療にあたっていきたいと思います。１か月間ありがとうございました。