伊藤 裕也 (長崎大学病院)
伊藤 裕也 | |
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長崎大学病院 平成25年12月2日~平成25年12月27日 (平戸市民病院) |
4週間と短い期間でしたが、平戸では多くの経験を積むことができました。そこには「へき地」という名は似合わない、最先端の医療の場があり、今後全国的に普及させていくべきものだと感じました。出前講座や健診など、予防医学に力を注ぎ、元気老人の増加を目指すことで、医療費や介護保険費削減を実現している点や、不自由や遠方の高齢者に対しては、訪問診療、訪問看護、訪問リハ、ケアマネ訪問と地域全体で高齢者を守っていくことは、今後どの地域にも求められるものだと思います。平戸で行われる医療は、患者さんの生活背景や自宅環境をふまえたものであり、自然と患者−医師間の密な信頼関係が生まれ、そこには人間同士の繋がりのようなものがありました。上下問わず全ての先生が、患者さんに寄り添う姿は、本来あるべき医師像であり、自分の目指すべきものでした。他職間連携に優れ、医療関係者だけではなく、地域全体で健康を目指す姿勢を、平戸を経験した私達が広めていくことが重要だと思います。この1ヶ月、この平戸の医療の場に触れたことは、大きな財産であり、自分を大きく成長させてくれるものでした。全てのスタッフの方、この地域に住まれている全ての方に、心より御礼申し上げます。ありがとうございました。