井上 忠 (広島鉄道病院)
井上 忠 | |
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広島鉄道病院 平成24年5月7日~平成24年6月1日 (平戸市民病院) |
広島鉄道病院初期研修医2年目の井上忠と申します。こちらに来させていただく以前は地域医療の担う役割や問題点について何となくのイメージしかなく、また、初めて行く地域で当然知り合いもいないため少々不安もありました。
最初に感じたことは病院のスタッフはもちろんのこと、平戸市民の方々が非常に温かいということでした。こちらに来る前に抱えていた馴染めないのではないか、という不安はすぐに消失しました。
研修の内容としては毎日のカンファレンス・新患外来・病棟業務などはもちろん勉強になりましたが、それ以上に印象に残ったのは訪問診療・訪問看護・訪問リハビリ・離島での健診、診療所の見学でした。今まで広島では経験したことがなく、今後もなかなか経験する機会は少ないかもしれませんが、確実に地域の人々にとっては必要なことであると感じました。また、出前講座・講演会も何度か参加させていただきましたが、市民の健康への意識の高さには驚かされました。出前講座はもし広島であればそもそも人が集まるのか?というのが疑問ですし、講演会は出席者のほとんどが医療従事者というイメージでしたがこちらでは市民の方々も多く参加され、熱心にメモを取られていました。これも長年に渡り、平戸市民病院が中心となって行ってきた健康増進活動の成果であろう、と感じました。
医師になって二年目というこの時期にこのような貴重な体験をさせていただき、今後の医師生活に役立てたいと思っておりますし、必ず役立つと確信もしております。医師としてだけではなく、一人の人間としての視野が広がったと思います。
5月に来させていただいたことで、歓送迎会やソフトボールにもご一緒させていただき本当にありがとうございました。みなさんがとても優しく、親切に接してくださり非常に楽しい時間を過ごすことが出来ました。もし広島に来られる方がおられましたら是非一報いただければと思います。
最後になりましたが、今後ますますのみなさんのご発展とご健康をお祈りして感謝の言葉を締めくらせていただきます、本当にありがとうございました。