猪野木 雄太 (独立行政法人 労働者健康安全機構 横浜労災病院)
猪野木 雄太 | |
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独立行政法人 労働者健康安全機構 横浜労災病院 平成28年6月6日~平成28年7月1日 (平戸市民病院) |
1ヶ月平戸市民病院で研修させて頂きました。東京生まれ、東京育ちで地方に1ヶ月も住むという経験のない僕にとってはとても新鮮で刺激的な1ヶ月となりした。
研修を初めてまず驚いたことは、医師と患者の関係性が強いということです。外来では一人一人に時間をかけ、普段の生活スタイルや時には家族についてまで話が及びます。外来に来る患者の多くは、症状がない定期受診が多いので軽く問診、診察して薬を出すだけなら3分とかからずに終わります。平戸市民病院の先生方の多くは、それでも普段の生活についての話を聞く中で生活習慣の改善点を実現可能な範囲でお示しされたり、ご家族の健康にも気を配ったりしていました。
実際に自分が診察させて頂いて、慢性疾患や生活習慣病を診ることの難しさや大切さを痛感しました。
また、押淵先生の外来では、患者の様々な訴えに対応するのはもちろんのこと、患者自身も気付かないような些細なことにも気付かれており、「人を診る」という姿勢を学ばせて頂きました。
訪問診療、訪問看護、訪問リハも数多く参加させて頂きました。患者の自宅に訪問することでどれだけ多くの人々が助かっているのかということを体験できました。 また、普段以上にコメディカルの方々と接する機会にもめぐまれ、訪問を始め、医療はコメディカルの力が本当に大きいのだと改めて感じました。これも、普段の病院生活ではなかなか気付けなかったことだと思います。
最後になりましたが、私たちを温かく指導して下さった多くの先生方、コメディカルの方々、ならびに私たちの研修に協力して下さった平戸の市民の皆様に心から感謝致します。この一ヶ月で経験したこと・感じたことを大事にして今後精進していきたいと思います。1ヶ月本当にありがとうございました。