初期研修医

橋本 至 (独立行政法人 労働者健康福祉機構 横浜労災病院)
橋本至 橋本 至
独立行政法人 労働者健康福祉機構 横浜労災病院
 平成25年10月1日~平成25年10月25日
(平戸市立生月病院)

 1ヶ月間生月病院で研修させて頂きました。横浜労災病院の橋本至です。出身は岩手県、大学は福島県と東北で育った田舎者であります。長崎県を訪れたのは幼稚園の時以来であり、初めて生月島に到着した際は、正直不安の方が大きかったのを思い出します。しかし、病院に着くなり院長宅での夕食に誘って頂き、大いに食べ、飲み、語らい、抱いていた不安は跡形もなく消え、なんと研修0日目から最高のスタートを切ったのでした。祖父が岩手県の三陸で漁師をしており、漁業が盛んな生月島はどことなく私の故郷と通ずる所があり、結果的にこのわずかな1ヶ月間でかなり生月ライフを満喫致しました。
 実際の研修内容は、主に新患外来、健康診断、予防接種、訪問診療などを担当させて頂きました。先生方のバックアップのもと、診察から治療方針の決定まで任せて頂ける機会が多く、自分の至らなさを痛感しつつ、1人1人の患者さんから多くの事を学ばせて頂きました。目の前の患者さんに対して、今の自分にできる事を最大限発揮できるようにベストを尽くしたつもりです。また、地方で育った自分の「医師としての将来像」を省みる良い機会でもあり、生まれ育った東北にはいつか医師として恩返しをできればと思いました。
 この1ヶ月間生月島で学んだ全ての事を今後の医師人生の糧とし、さらなる努力を重ねていきたいと思います。生月病院のスタッフの皆様、生月島の皆様全員に感謝申し上げます。