初期研修医

長谷川 寛 (医療法人社団 神鋼会神鋼病院)
長谷川寛 長谷川 寛
医療法人社団 神鋼会神鋼病院
平成23年5月9日~平成23年5月27日
(平戸市民病院)

 平成23年5月9日~5月27日まで平戸市民病院にて地域医療を勉強させていただきました神鋼病院の長谷川寛と申します。
 私は釣りが趣味であり、平戸は釣りで有名で、テレビでよく平戸を拝見していました。長崎県に訪れるのは今回で4回目ですが、平戸は初めてだったので、わくわくしながら来させて頂きました。
 さて、地域医療に関しては、医療資源や人材が少なく、色々と苦労されているのではないかと勝手なイメージを抱いておりました。しかし、平戸市民病院にて研修させていただき、そのイメージは見事に覆されました。CT・MRIなどの検査機器がそろっており、薬剤についても最新のものが取り入れられ、手術も大手術が行われており、色々ご苦労はあるかと思いますが、スタッフ同士の密な連携により都心と同等の医療水準を維持されていると感じました。その中で、訪問診療・訪問看護・訪問リハビリテーション・出前講座といった地域独特の医療も経験することができ、地域医療に対する理解が深まりました。また、地域では都会以上に予防医療が重要ですが、5月21日に開催された生月市での講演会では、会場が一杯になる程の盛況ぶりで、地域住民の皆様の医療に対する関心の深さを肌で感じました。長年にわたる啓蒙活動により、予防医療が根付いていることを知ることができました。
 3週間という短い期間ではありましたが、今回の研修は地域医療に興味を持つきっかけとなりました。今後の医師人生の中で、地域医療に携われたらと思います。
 最後になりましたが、素晴らしいい研修生活を送らせて頂き、誠にありがとうございます。この場をお借りしまして、今回の研修でお世話になりました平戸市民病院の職員の皆様に厚く御礼申し上げます。