濵井　康貴
	横浜市立大学附属病院 平成25年5月7日～平成25年5月31日 （平戸市民病院）

　4週間平戸市民病院で研修をさせていただき、先生方をはじめ看護師、技師さん、患者さんなどみなさんに大変お世話になりました。
　普段大学病院で研修させていただいている自分にとって、初めての経験となるイベントが多く、大変貴重な経験ができた4週間となりました。
その中でも訪問診療と出前講座は、自分が今まで関わってきた医療とは一味もふた味も違うものとなりました。横浜の病院はやはり多忙であり、どうしても病院内のみでの医療となってしまうことが多いです。それに対し訪問診療は一人の患者さんに対し長期に渡って、家族背景まで含めたケアをしていくものであり、主訴がある救急外来と違って患者さんが訴えるほどでもないようなわずかな変化に対しても気を配るという視点を学びました。
　また、出前講座や度島健診では患者教育も含めた一次予防の重要性を学びました。実際に平戸市では、押淵院長をはじめとした先生方の継続的な活動により検診受診率を上昇させ、介護保険料を安く抑えることができているという一つの結果が出ています。
　これから日本全体的に高齢社会を迎える中、平戸での活動は一つのモデルとなるものであると感じましたし、それにわずかでも関わることができたというのは大変名誉なことです。最後になりますが、4週間お世話になった皆様に心より御礼申し上げます。ありがとうございました。