初期研修医

出口 美鳥 (医療法人社団 神鋼会神鋼病院)
出口美鳥 出口 美鳥
医療法人社団 神鋼会神鋼病院
平成22年1月18日~平成22年1月29日
(平戸市民病院)

 平成22年1月18日~29日の2週間、平戸市民病院にて研修をさせていただいた。以下に学んだ点を3点に分けて述べる。
(1) 元気老人の創出
 平戸は超高齢社会であり、医療においても超高齢化の最先端を進んでいるともいえる。実際に、院長先生を始めスタッフの熱心な啓蒙活動や診療により、1人あたりの医療費で比較すると、他の地域が増加傾向であるのに対して、平戸市はその増加を抑えることができている。今後、日本全体が超高齢社会に向かっているのは明らかであり、元気老人を創出するために、日本中で啓蒙活動や診療などが行われるべきである。
(2) 幅広い疾患、診断技術
 研修初日に押淵院長の外来を見学させていただいた。専門は腹部外科の先生でいらっしゃるのに、生活習慣病の管理から感染症を診察し、さらには耳鏡や爪切りを用いて診断・治療されていたのは驚いた。僻地で医療を行うには、特定の臓器や疾患に限らず、地域の人々が日々の暮らしの中で直面するさまざまの健康上の心配事について、患者さんの視点に立って総合的に問題解決を図ろうとする態度と、それを可能にする知識と経験が必要だと改めて感じた。
(3) 人々の暖かさ
 外来の患者さんや往診先での患者さんや御家族は、とても暖かく接して下さった。また、入院中のALSの患者さんが人工呼吸器を外して散歩に行かれるのに付き合わせていただいたり、メールでお話させていただけたのは大変すばらしい経験となり、多くのことを教えていただいた。
 また、この研修で得られた最も貴重なものは、先生やスタッフの方々、患者さんとの出会いかもしれない。毎日、色々な方にとても暖かく接していただき、研修を実り多いものとすることが出来た。末筆ながら平戸市民病院の押淵先生、中桶先生をはじめ諸先生方スタッフの方々、その他お世話になったすべての方々に、この場をお借りして厚く御礼を申し上げたい。