浅井 真梨 (地方独立行政法人 神戸市民病院機構 神戸市立西神戸医療センター)
浅井 真梨 | |
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地方独立行政法人 神戸市民病院機構 神戸市立西神戸医療センター 令和元年9月17日~令和元年9月27日 (平戸市民病院) |
研修前日夜間に現地入りしました。暗闇の中、かろうじて開いていた徒歩圏内のデ●リー●マザキで晩御飯を買い、官舎に入りましたが、階段で巨大な蛾・バッタを見かけた時には正直「これは‥」と幸先不安な気持ちでいっぱいでした。翌朝から研修が始まり、平戸市民病院のメディカルスタッフの方々、現地の患者様とそのご家族が皆さん親切でお優しい方ばかりで、研修に対する不安も、時間の経過と共に気づけばほとんどなくなっていたように思います。
毎日朝一参加させて頂いた健診では、普段見ることのない健康な、症状のない方を相手に心電図・身体診察・腹部超音波によるスクリーニングを行いました。無症候の疾患をいかに引っ掛けるか、指導医の先生に叩き込んでいただきました。
序盤に行われた放射線科実習では、放射線技師さんに胸部レントゲン・頭部〜腹部の単純CTの撮像方法を教えて頂きました。当直中に自分で撮像する機会があったので、実践することが出来てさらに勉強になりました。
訪問診療だけでなく、あらゆるメディカルスタッフの方々による訪問(訪問看護・訪問リハビリ・ケアマネ訪問)に同行させて頂きましたが、それぞれ職種は違えど、患者様がよりよく居宅生活を送ることが出来るようにと全身全霊を尽くされているご様子は皆さん共通で、とても心温まる、人間味に溢れた現場を見学することが出来ました。
また、自身の研修1週目にはルーマニアから家庭医の先生が2名研修に来られ、常時英語によるdiscussionが行われておりました。海外の先生方との交流といった初めての経験で、自身の表現力や語彙の欠乏が浮き彫りになり、身の引き締まる思いでした。
研修発表会では想定より大勢のメディカルスタッフの方々にご参加いただき、温かい拍手と共に記念品とメッセージ付きの色紙まで頂いて、感極まりました。連休が重なり、実質8日間の研修と短い間でしたが、平戸市民病院のスタッフの方々に助けて頂きながら、有意義な時間を過ごすことが出来ました。本当にありがとうございました。