天野 明津紗 (北里大学病院)
天野 明津紗 | |
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北里大学病院 平成28年11月1日~平成28年11月30日 (平戸市民病院) |
地域医療の研修病院が平戸市民病院に決定した時は、この場所のことを全く知りませんでした。長崎に着き、市民病院まで行くまでの長い時間、すごいところにきたなとバスに揺られながら考えていました。
市民病院という名ですが、田んぼの真ん中あり、訪問診療で伺うお宅も見たこともない古いお宅、研修初日からカルチャーショックでした。
どんな患者さんがくるんだろう、どういった医療を提供しているんだろう、最初は訳も分からず研修が始まりました。しかし訪問型の医療提供も、超高齢化社会の地域柄、土地的な交通の便、いずれを取っても必要な医療の形であること、少しの研修ですぐ気付くことができ、充実した研修生活を送ることができました。
限られた医療資源という観点で、医療者も当然医療資源の一つです。その中で訪問医療を行うことがどういうことなのか、医療者と患者はどういう関係で病院で対面しているのか。予防医療がこれからの高齢化社会に向けいかに大事であるか。色々なことを考えさせられた一ヶ月でした。
平戸市民病院で培った物を、今後も忘れず邁進していこうと思います。