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長崎大学 学長 |
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1857年にポンペ先生によって創設された「医学伝習所」を濫觴とする長崎大学医学部は2007年に創立150周年を迎えます。医学伝習所において「生物学、化学などを学び、ついで解剖学、衛生学など基礎医学を学び、そして臨床医学を学ぶ」という「系統的医学教育」がはじめて誕生したのです。そして「医師は自らの天職をよく承知していなければならぬ。ひとたびこの職務を選んだ以上、もはや医師は自分自身のものではなく、病める人のものである。」というポンペ先生の言葉が本学の建学の精神です。
本学はわが国最古の歴史を誇る医学部でありますが、創立150周年を期に新たなる展望を明快なビジョンワードで打ち出せないかぎり、われわれはポンペ先生以来の先輩の名を辱めることになります。
平成16年に「地域と連携した実践型医学教育プログラム〜現代版「赤ひげ」の育成を目指した長崎県五島列島における包括的保健・全人的医療教育の実践〜」(特色ある大学教育支援プログラム)が、平成17年度に「国際的感染症研究者・専門医養成プログラム」(「魅力ある大学院教育」イニシアティブ)、ならびに「大学発“病院再生”による地域医療人育成−医療過疎地域に大学医学教育拠点を置き,地域医療再生を通して次世代医療人の育成をはかる−」(地域医療等社会的ニーズに対応した医療人教育支援プログラム)が文部科学省から採択されました。
このように医学部卒前教育、大学院教育、卒後教育の3つの分野で大学教育支援プログラムが採択されたのは日本広しといえども本学のみです。
ポンペ先生の言葉のなかの「病める人のものである。」は、包括的保健と全人的医療が求められている21世紀にあっては、「国民、すなわち地域に住む人々のものである」にほかなりません。「大学発“病院再生”による地域医療人育成」プログラム推進母体である「へき地病院再生支援・教育機構」に期待される役割の大きさが明らかです。
本機構の発展活躍なしに長崎大学医学部・歯学部附属病院、ならびに長崎大学の将来はありません。よろしく願います。 |
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