修練医

草開 俊之
草開俊之 草開 俊之 (くさびらき としゆき)

 私は、平成16年3月大阪医科大学卒業後、どんな疾患でも広く診ることのできるブラックジャックのような外科医を目指し、著明な外科医を輩出してきた東京女子医大の関連病であり東京女子医科大学東医療センターで初期研修をうけました。研修後、若いうちに一度は国際医療を行い貧困と戦う発展途上国の医療に携わりたい思い長崎大学熱研内科に来ることになりました。もともとgeneralに診れる医師になりたかったのですが、大学病院は呼吸器がメインの内科であり、自分の目指している医師像とすこしずれており日々疑問に思っていたところ、平戸で2ヶ月勉強しないかとのお声があり3分考えた後、即答。勉強させていただくことになりました。
 来て見ると農業・林業・漁業が生活の基盤であるのが納得できる本当に自然の豊かな土地柄でした。
働きだして平戸市民病院は今まで自分が学んできたことを十二分に発揮でき、周りのスタッフの指導のもと、任せていただけることが本当に多 く、そして専門分野の垣根なく疾患を診ることができ、自分の弱点・今後何が必要なのかをじっくり考えることができました。放射線・検査科も入っていきやすく、自分で画像や検体を診ることができたのも大きな収穫でした。
 また2週に1度ほど行かせていただいた大島の診療所では1500人の島に医師が一人で頑張られており、医療だけでなく住民と行政の狭間で頑張られている姿に心打たれました。
私事ですが、この研修中に父親が病気になり、なるだけ近くへ帰ってきてくれとの親の願いから、この研修後は実家からさほど遠くない福井県で、ここで学んだ地域医療を元に救急医療・地域医療を学びたいと考えています。
短い研修期間ではありましたが、患者さんをはじめ平戸で出会えたたくさんの方々との出会いを大切にしながら頑張っていこうと思います。