初期研修医

吉岡 誇 (独立行政法人 国立病院機構 京都医療センター)
吉岡誇 吉岡 誇
独立行政法人 国立病院機構 京都医療センター
平成27年6月1日~平成27年6月26日
(平戸市民病院)

 1か月という短い期間ではありましたが、様々な経験をさせていただきました。普段と異なる施設・医療資源の中での外来・入院診療を垣間見ることが出来、非常に刺激的でした。地域ごとの疾患の差・社会環境の違いに関しても考えながら診療をする必要があると実感しました。
 また恥ずかしながら研修に来るまでは、平戸市が以前から高齢化社会となることを見据えており、健診・積極的な訪問診療・リハビリテーションの充実に力を入れていることを知りませんでした。急性期診療にばかり目を向けている毎日でしたが、平戸での研修は慢性期や社会問題となっている高齢化およびそれにともなう老々介護・医療費の増大への対応を目にすることができました。日本全国が将来平戸市の高齢化率となるのは必至であり、その際の医療としてどのような対応をするべきかという一つの答えが平戸市では行われていると感じました。
 その他、離島研修や検査科・放射線科実習など様々なプログラムをしっかり組んでいただき、短期間ではありますが様々な研修をさせていただきました。離島研修では、自らの将来についても考えさせられる非常に楽しく・興味深い研修となりました。
 以上のような経験を楽しく出来たのも、平戸市民病院のスタッフの方々のお力添えによるものだと思います。今回の研修で多くの事を勉強し、課題として見つけられました。今後に活かせるよう、精進していきたいと思います。本当に色々とお世話していただき、ありがとうございました。心より御礼申し上げます。