初期研修医

魚田 晃史 (公益財団法人 日本生命済生会付属 日生病院)
魚田晃史 魚田 晃史
公益財団法人 日本生命済生会付属 日生病院
平成27年8月3日~平成27年8月28日
(平戸市民病院)

 日本では高齢化社会が進み、医療費がかさみ、医療体制の変革が求められています。
 その中で、高齢化社会が最も進んでいる地域医療では将来の日本の医療そのものであり、地域医療をどのようにするかが重要になってくると考えます。
 今回、地域医療の最先端である平戸市民病院や離島で研修させて頂き、非常に多くのことを学ばせて頂きました。
 平戸市民病院では、担当患者と世間話をすることが多くあり、一見意味のないものと感じますが、その中で、患者のADL・生活環境・家族構成・考え方を知り、診断・治療だけでなく、いかに人生を有意義に過ごせるかを患者とともに考えていく、まさに患者に寄り添う医療がなされていました。
 そうすることで、訪問看護・介護やケアマネージャーの方々と互いに情報交換でき、在宅医療が成立していると感じました。
 そのためには、患者に信頼してもらえる総合診療医としての知識と、患者に寄り添える人間性が不可欠であると考えます。
 平戸市民病院では医者だけでなく、医療スタッフ全員がその条件を満たしており、だからこそ、この地域の住民の方々は安心して暮らせるのだと感じました。
 この一か月で自分の知識と人間性もまだまだ半人前であることを痛感し、より一層精進しなければならないと実感しました。
 最後になりましたが、今回の研修でお世話になった平戸市民病院のスタッフの皆様、平戸の住民の皆様に心から感謝致しております。
 本当にありがとうございました。