初期研修医

田中 翔平 (横浜市立大学附属市民総合医療センター)
田中翔平 田中 翔平
横浜市立大学附属市民総合医療センター
平成28年7月4日~平成28年7月29日
(平戸市民病院)

 このたびは平戸市民病院での地域研修をさせていただきありがとうございました。今回の研修を通し大変多くのことを学ばせていただきました。
 まず平戸という地域は周りを海と山に囲まれ、加えて的山大島や度島などの離島もあるという地域であり、今まで研修をしてきた都市部とは全く異なる環境であると感じました。
 研修の内容は、定期や新患や救急外来・住民健診・訪問診療・訪問看護・訪問リハビリ・離島研修などであり、今まで研修したことのなかった内容ばかりでした。
 まず定期外来では落ち着いている患者さんの診療方法学ぶことができ、患者さんのたわいのない話の中から日々の状況を読み解くことで、患者さんの気持ちに配慮した迅速かつ丁寧な診察をすることができるのだと感動しました。また普段見ることの少ないダニ咬傷や海中生物(オコゼ)咬傷を診療させていただき今後そのような患者さんも積極的に診る自信がつきました。また小児の診療もさせていただき、今後の小児科研修への意欲も高まりました。
 また住民健診では1日に100人前後の住民を診る必要がありよりスピードが求められる場ではありましたが、その中でも一人一人に対し現在の生活を把握し、生活指導を丁寧に行っており、疾患にならないように予防することが非常に重要であるとわかりました。
 そして訪問診察や訪問看護や訪問リハビリでは、訪問診察で患者さんの状態を把握し、看護・リハビリを通じて患者さんのADLをサポートすることで、自宅の療養を可能としているということが分かりました。
離島研修では的山大島を1日研修させていただきました。そちらでは1人の医師と少数の看護師のみで診療所を行っており、マンパワーが少なく非常に大変ではないかと感じましたが、通常の診療に加えて訪問診療、その後はさらに分院の診療所で外来を行っており、こういった使命感の強い先生が離島医療を支えているのだと改めて感じました。
 今回の研修を通して、地域医療の仕組みに加えて診察技術や処置などの様々なことを学ぶことができました。そして都市圏での医療は非常に細分化されており全体像が見えにくくなっていることに気づかされました。しかし今回の研修を通して、様々な職種やより近くから患者さんをみることで医療の全体像を理解することができました。こういったことも踏まえ、非常に意義深い1カ月間だったと考えます。この経験を活かし今後の診療に生かしていきたいと思います。
 最後になりましたが、中桶先生をはじめ地域医療研修にあたり指導してくださった先生方、看護師や技師さんなどの病院職員の方などお世話になったすべての方に感謝申し上げます。