初期研修医

篠原 慶子 (北里大学病院)
篠原慶子 篠原 慶子
北里大学病院
平成25年7月1日~平成25年7月30日
(平戸市民病院)

 短い期間ではありましたが、とても貴重な経験をさせていただきました。
平戸市は高齢化率が全国平均よりも高く、人口当たりの医師数は全国平均よりも低い地域です。そのような地域で一体どんな医療が行われているのだろう、と疑問でした。しかし、高齢化や医師不足の現実を決して悪い方向に捉えるのではなく、健康寿命の延長を目標に前向きに予防医学に取り組んでいることを知りました。健診や出前講座への参加など、地域住民の方々の健康に対する意識の高さは、平戸市民病院の行ってきた活動の賜物であると感銘を受けました。
 訪問診療、訪問看護に同行させていただくと、医療者と患者さんの距離が近いことが印象的でした。家族背景や生活背景まで気にかけることで、医療者と患者さんの信頼関係の構築につながり、より満足度の高い医療やサービスを提供できるのだと思います。
 このような貴重な経験ができたのは、平戸市民病院のスタッフの皆様、地域住民の皆様のご指導、ご協力のおかげだと感じています。平戸を離れるのは寂しくもありますが、今回の経験を忘れずに、精進したいと思います。
一ヶ月間ありがとうございました。