初期研修医

篠田 康俊 (独立行政法人 労働者健康福祉機構 横浜労災病院)
篠田康俊 篠田 康俊
独立行政法人 労働者健康福祉機構 横浜労災病院
平成22年5月31日~平成22年6月25日
(平戸市民病院)

 このたびは平戸市民病院で地域医療を1ヶ月研修させていただきました。
横浜労災病院からは初めての研修医ということで、最初の数日は緊張しておりましたが、皆様が暖かく迎えてくださり、充実した1ヶ月を過ごさせていただきました。
本当にありがとうございました。

 普段の研修医の仕事は、病棟にいて患者さんの治療にあたることが多いですが、こちらでは訪問診療、健診など院外で患者さんと触れ合うことができ、多くのことを学びました。訪問診療では、担当の先生が言われた「患者さんだけでなく、患者さんを介護する家族の気持ちや、介護の苦労などもふまえて診察してあげることが大事だよ」、という言葉がとても印象的でした。介護保険の申請を書類上で行うことは多々ありましたが、実際その後のことは今まではあまり意識しておらず、家庭で介護する家族の大変さや、家庭での患者さんの状況を今回はじめて知ることができました。
健診では、早期発見、早期予防の大切さをあらためて考えるいい機会となりました。定期的な健診で病気を早期にみつけることが、長期的な視点では結果的に医療費の減少につながるということがよくわかりました。

 お世話になりました皆様方にはこの場をかりて、御礼申し上げます。本当にありがとうございました。