初期研修医

村瀬 達彦 (独立行政法人 労働者健康福祉機講 横浜労災病院)
村瀬達彦 村瀬 達彦
独立行政法人 労働者健康福祉機講 横浜労災病院
平成22年10月4日~平成22年10月29日
(平戸市民病院)

1ヶ月間、お世話になりました。横浜労災病院研修医の村瀬達彦と申します。

九州に来るのは今回初めてで、恥ずかしながら“平戸“という地名は研修で来るまでは知りませんでした。歴史情緒あふれる平戸での1ヶ月の研修はあっという間で、オンオフ共に充実した毎日を送ることができました。特に10月は私の他に2名、長崎大学病院から研修医の先生方が来られていたので、お互い切磋琢磨でき、明るく楽しい研修生活となりました。

平戸は多くの高齢者を抱える、いわゆる超高齢化社会であり、急速に高齢化が進む日本の将来の縮図のようでした。そんな中、少しでも元気な高齢者を輩出するため、健診事業や出前講座などの予防医学に積極的に取り組む市民病院の方々の姿は勉強になりました。また訪問診療を通して、在宅医療の現実も垣間見ることができました。様々な疾患を抱える高齢者が増加する今後の日本において、 平戸が行っている医療は、将来求められる医療の姿なのではないだろうかと思います。
最後に1ヶ月の研修が終わり、平戸市民病院から立ち去る時は、少し寂しい気持ちになりました。平戸での地域医療で学んだ事を、今後の自分の診療にフィードバックできればと思います。

色々と御迷惑をおかけしたこともあったかと存じますが、皆様方が暖かく見守って頂いたことに大変感謝しております。本当に有難うございました。