初期研修医

松本 大海 (横浜市立市民病院)
松本大海 松本 大海
横浜市立市民病院
平成28年10月3日~平成28年10月28日
(平戸市民病院)

 10月の1ヶ月間を平戸市民病院で研修させていただきました。私は、生まれも育ちも横浜市で、横浜市外で生活したことがないばかりか市外の学校に通ったことや勤務したこともなく、初めて経験する外の世界が平戸でした。研修開始後すぐの2週間は慣れ親しんだ地域との違いに驚くことばかりでしたが、振り帰ってみるととてもいい経験ができたと思います。
 日々の研修で健診や外来見学、訪問診療、訪問看護、健康講座等を経験させていただき、まず感じたことは院外業務の多さでした。訪問診療では患者さんのお宅に伺い、ほとんど問診と診察のみで在宅医療が継続可能かどうかの判断を行い、また生活環境や介護者の状況などについてまで目を向ける必要がありました。まさに「病ではなく人を診る」医療だと感じました。このような医療を実践する場は病院ではなく、病院はむしろバックアップの場になっているように見えました。
 今後都市部でも高齢化が進むに従い急性疾患・慢性疾患問わず患者数は増えていき、急性期患者のための病床が慢性期患者で埋まってしまうということが予想されています。そのため今後都市部でも地域医療・在宅医療の充実が必要となってきており、どんな医師でも地域医療の知識が(程度の違いはあるにせよ)求められるようになってくると考えられます。そのような中、この平戸市民病院で経験できたことは大きなものになると思っています。
 最後になりますが、1ヶ月間ご指導いただいた平戸市民病院の先生方、スタッフの皆様、お付き合いいただいた患者様方に厚く御礼を申し上げます。