初期研修医

草野 武 (埼玉医科大学病院)
草野武 草野 武
埼玉医科大学病院
平成25年2月4日~平成25年2月28日
(平戸市民病院)

 平戸市民病院での1ヶ月間の実習で、実に様々な経験をした。
 大学病院ではおそらく経験することのない訪問診療や離島での医療。普段の病棟業務からは見えてこない患者の生活。医療とは病気を治すだけではない、病気にさせないために関わっていくこと。患者自身の性格、家族との関わり、生活環境などから、その人にとっての最善の医療を考えること。信頼関係がいかに大事であるか。これらのことを、ひしひしと感じる研修であった。
 しかし、ふと振り返ってみると、これはどこであっても必要なことで、へき地の病院と都市部の病院で違うわけでは決してないことに気づかされる。
 医師として必要な考え方、患者との関わり方、そういったことを非常に考えさせられた研修であったと思う。