栗村　嘉昌
	広島鉄道病院 平成23年10月3日～平成23年10月28日 (平戸市民病院）

　10月3日から4週間、平戸市民病院で研修させていただきました、広島鉄道病院の栗村嘉昌です。普段、あらゆる科の専門医が揃っている都市部の病院に勤務している私にとって、この1か月は毎日が驚きと感心の連続でした。地域医療では限られたスタッフで、あらゆる症状、疾患を持つ患者さんに対応しなければならず、そこで求められるのは、各医師の専門領域を越えた、総合医としての能力です。大学病院などで行われる最新鋭の機器を用いるような治療はできないかもしれませんが、逆に、地域医療でしか出来ないこともあるということを思い知らされました。一人の医師が一人の患者さんを継続して診察することで医師患者間の信頼関係が築けるということはその最たるものです。温かい病院スタッフ、患者さんに支えられて行ったこの1か月の研修は大きな財産となるでしょう。