初期研修医

泉 真祐子 (医療法人社団 神鋼会神鋼病院)
泉真祐子 泉 真祐子
医療法人社団 神鋼会神鋼病院
 平成25年9月2日~平成25年9月27日
 (平戸市民病院)

 今、9月2日から9月27日の研修を終えて、平戸市民病院で地域研修を行えたことを心から感謝しています。
 僻地医療の役割と僻地医療に携わる医師のやりがいを身に染みて感じた4週間でした。
先進的な医療が益々進み、より専門性を高める医師が多い都会と比べて、どんな主訴の患者さんでも診る、且つ、生活や家族背景を考慮した診療を行うという、相反する医療が平戸では行われており、僻地医療の役割を痛感しました。同時に、研修医になって1年半、病気を治すこと、目の前の仕事をこなすことばかりに目が向いていた自分に気づかされました。
 また、出前講座や健診の推奨が、僻地住民の健康に対する意識改革と生活習慣の改善につながり、その地域全体の有病率をも減らすことが可能であること、そしてこの事が実際に平戸市で実践されているということを知り、僻地医療でしかできない医師としてのやりがいを感じました。
 今後、平戸で学んだ事を生かし、長い医師人生の中でどこかのタイミングで僻地医療に携わりたいと思いました。
 最後になりましたが、充実した研修生活を送らさせて頂き、誠にありがとうございました。この場をお借りしまして、今回の研修でお世話になりました平戸市民病院の職員の皆様、地域住民の方々に厚くお礼申し上げます。