初期研修医

井上 祥 (独立行政法人 労働者健康福祉機講 横浜労災病院)
井上 祥 井上 祥
独立行政法人 労働者健康福祉機講 横浜労災病院
平成23年1月5日~平成23年1月28日
(平戸市民病院)

 一ヶ月間お世話になりました。横浜労災病院研修医の井上祥と申します。 
 平戸市民病院での研修は驚きの連続でした。予防医学を念頭においた医療体制、一人一人の医療従事者がチームの一員として機能している訪問診療、看護、リハや近隣の医療施設との連携システム・・・研修前に自分が僻地医療に対して抱いていたお世辞にもポジティブとは言えないイメージとは全く異なり、良い意味で期待を裏切って下さりました。
 そして、「公」だけではなく「私」も充実しておりました。平戸、生月の絶景に感動し、平戸牛や新鮮な魚介類を堪能させて頂きました。また、スタッフの方一人一人が我々を歓迎して下さいました。本当にあっという間の楽しい一ヶ月でした。
 これから超高齢化社会を迎える日本で、最先端の地域医療を展開している平戸市民病院から学ばせて頂く点は非常に多かったと考えております。もちろん、まだまだ解決せねばならない問題が山積みであることも痛感させられました。我々は医療者としてだけではなく、国民の一人として本当に良い医療体制とは何なのかを考えていかねばなりません。
 私を歓迎して下さった平戸市民病院や長崎大学の皆さんへの恩返しは、今後の人生において平戸での経験を生かすことでしょう。今回の研修を糧にさらに精進していければ、と考えております。