初期研修医

久金 翔 (独立行政法人 労働者健康福祉機講 横浜労災病院)
久金翔 久金 翔
独立行政法人 労働者健康福祉機講 横浜労災病院
平成22年11月29日~平成22年12月24日
(平戸市民病院)

初めまして。平戸市民病院で1ヵ月間研修させていただきました、横浜労災病院の久金翔です。生まれも育ちも東京、そんな田舎に免疫のない私にとって平戸での生活は色々な面でカルチャーショックの連続でしたが、多くの方々の支えによって無事研修を修了することができました。ありがとうございます。
市民病院での研修では実に多くの経験をさせていただきました。健診、外来、訪問診療、出前講座、介護保険認定審査会への参加、多くの勉強会など、私にとって真新しい体験ばかりであり毎日が新鮮でした。これらの経験を通じて、医療的な側面だけでなく、平戸というひとつの地域全体の様々な特色、問題点などに触れることができ、如何に自分が無知であったのかを認識できると同時に、真剣に地域社会について考える良い機会となりました。
自分の診療姿勢を見直すきっかけとなったエピソードがあります。訪問リハビリの際に、失語症の患者さんのリハビリに立会った時のことです。失語症の患者さんには驚くべき回復を遂げられる方が多いとのことでしたが、「目は口ほどに物をいうんですよ」と理学療法士の先生が仰られたのにはハッとさせられました。失語症や認知症の患者さんにも心で接してあげれば思いは通じるのだと、とても大切なことを学びました。
一方、プライベートでは釣りや平戸名産物を存分に堪能させていただきました。この場を借りて、多くの方々に心から感謝御礼申し上げます。またいつの日か皆様にお会いできる日を心より楽しみにして、今後も日々精進して参りたいと思います。