初期研修医

後藤 孝文 (社会福祉法人 恩賜財団 済生会支部 静岡県済生会 静岡済生会総合病院)
後藤孝文 後藤 孝文
社会福祉法人 恩賜財団 済生会支部 静岡県済生会 静岡済生会総合病院
平成28年4月11日~平成28年5月6日
(平戸市民病院)

 平戸市民病院までの道のりはかなり遠いものでした。新幹線で4時間、特急で2時間、バスで3時間の道のりを経てようやく到着しました。そこは私の住んだ都会とは全く異なる、まさしく私が想像していた通りの田舎でした。
 主な研修内容は外来、訪問診療、離島実習、児童検診でした。まず、戸惑ったのは方言でした。外来での問診の際、日本語のはずなのに半分以上何を言っているのか分からず困りました。しかし、指導医の先生やコメディカルのスタッフの方々をはじめ平戸の皆さまは戸惑う私に非常に親切にしてくださり非常に助かりました。訪問診療は看護師さんと車で同行し患者さんの自宅にお邪魔し問診、診察を行いました。できる検査が限られているため問診と理学的所見の重要性を改められて痛感しましたが何よりも家族や近所の人々との結びつきの強さを実感できました。離島実習では平戸港からフェリーで約40分ほどの距離にある大島というところに行きました。午前は診療所、午後は出張所で診療の手伝いをしました。肩の痛みや腰痛で針灸を受ける人がほとんどでしたが、たまたま緊急搬送の患者さんがおり、帰りは患者さんと一緒に漁船で平戸へ戻りました。漁船に乗ること自体初めてなので新鮮でしたが患者さんを漁船で搬送するとは予想もしていなかったので一番印象に残る体験となりました。
 研修以外の時間は同期と平戸散策をしたり、指導医の先生に平戸周辺の観光スポットまで連れて行ってもらったりと、プライベートでも有意義な時間を過ごせました。
 1カ月という短い期間でしたが、指導医の先生、コメディカルのスタッフの方々をはじめ平戸の皆さまには大変お世話になりました。心より感謝を申し上げます。