初期研修医

古澤 弥 (独立行政法人 労働者健康福祉機構 横浜労災病院)
古澤 弥 古澤 弥
独立行政法人 労働者健康福祉機構 横浜労災病院
平成24年6月4日~平成24年6月29日
(平戸市民病院)

 横浜労災病院初期研修医2年目の古澤弥と申します。
 研修の一環として地域医療を学ぶために平戸市民病院で1カ月間お世話になりました。
私は北海道の大学を卒業しており、学生時代に地域医療を学ぶ機会がありました。しかし、その時には3日間という短い期間であり、何より学生の立場でした。今回、1カ月間こちらでお世話になり、医師として実際に外来・訪問診療・健診などに携わらせていただいて、以前とは別な見方ができた気がします。地域医療とは限られた医療資源・人員の中で単にできることだけをするものではなく、地域の性格を理解したうえでその地域にふさわしい医療を行っていくものであると学ばせていただきました。また、都会の大きな病院のように患者さんを待つ医療ではなく、地域に働きかけていく医療が大切であると実感いたしました。地域に限らず高齢化が進む社会において、予防や病院外でのフォローが重要になって来ています。今回、このような経験ができ非常に有意義な時間を過ごすことができました。
 最後になりましたが、全く新しい土地に不安の中で来た私を温かく迎え入れて下さった平戸市民病院の皆さま、地域住民の皆さまにこの場をお借りして御礼申し上げます。