初期研修医

厚見 佳彦 (独立行政法人 労働者健康福祉機構 横浜労災病院)
厚見佳彦 厚見 佳彦
独立行政法人 労働者健康福祉機構 横浜労災病院
 平成25年8月5日~平成25年8月30日
 (平戸市民病院)

 2013年8月、平戸市民病院で研修をさせていただきました。何度か長崎県を訪れたことはありますが、平戸には今回が初上陸となりました。
 初日に押淵院長から平戸市における地域医療に関する講義を受け、その際教えていただいた平戸市民病院の理念「地域とのふれ合いを大切に地域に愛され信頼される包括医療の実践」を全身で感じた一ヶ月となりました。
 平戸市民病院では医療だけでなく、介護・福祉を含めた総合的地域包括医療を実践しており、日々の診療を通して医療者と患者との距離が近いことがとても印象に残りました。
 訪問診療や一般外来では「この方はどこに住んでいて、どのような生活環境にあるか、どのような性格か」等について細かく理解して診療にあたっている現場を目の当たりにし、プロフェッショナリズムを感じました。
 この度このような指導医と患者間での熱い信頼関係に接し、自分の将来のロールモデルを見出すことができたのではないかと思っています。今回平戸で過ごした8月は全国的にも観測史上最も暑い夏となりましたが、額に汗をかきながら働き、学んだことはこれからの自分にとって、大きな財産になったと確信しています。また平戸の方々にはとてもあたたかく迎えて頂き、心から感謝しています。

 最後になりましたが、このように充実した研修をさせていただいた平戸市民病院の皆様に心より御礼申し上げます。